タテハチョウの仲間  ~バリエーション豊かな4本脚の蝶たち~


以前はタテハチョウ科、ジャノメチョウ科、マダラチョウ科に分類されていました。

バリエーションが豊かで地味な蝶から派手な蝶まで様々です。

前脚2本がとても短く普段は使用しないため4本脚に見えます。 

 

クジャクチョウ

 

とても鮮やかな蝶。

普通種だがこの妖艶な姿を見ると心がときめく。

アサギマダラ

 

渡りをすることで有名な蝶。フワリフワリと舞う姿はとても美しい。

キベリタテハ

 

独特な気品と美しさをもつ寒冷地にすむ蝶。

車などの人工物にとまることが多く、なかなか綺麗な写真が撮れない。

ヒメヒカゲ 

 

ジャノメチョウの仲間には珍しく日向の蝶。生息地のスゲが生える貧栄養湿地や草原環境が減少したことに伴い生息数は激減している。

絶滅危惧Ⅰ類


ウスイロヒョウモンモドキ

 

オミナエシが生える草原に生息する小さな蝶。現存する生息地は極めて限られており、最も絶滅が危惧される蝶のひとつ。

私が蝶にのめり込むきっけがこの蝶。家族で参加した観察会で保護に携わる蝶愛好家の先輩方と出会い、蝶の魅力をご教示いただいた。

この写真を撮影した生息地ではオミナエシの育成や草原環境維持のための草刈りなどを行ってきたが、鹿の食害により食草や吸蜜源の花が壊滅的な被害を受けており、今では自然発生個体を見つけることすらできない状況になっている。

絶滅危惧Ⅰ類